弊社はホームページの制作と運用をメインとしてサービスを行っていますが、たまに会社案内のパンフレットや名刺制作など、印刷物のデザインのご依頼もいただきます。
今回産業廃棄物の運搬会社のロゴマークデザインと会社フォルダー、会社案内のデザインのご依頼をいただきました。
本案件はデザインのもととなる素材のご提供にもお客様のお仕事の都合で時間がかかったのですが、加えて何度もレイアウト調整でやり取りをさせていただきました。
お客様から頂いた手紙
先月印刷用データ納品させていただいて、印刷自体はお客様の方でやっていただいたのですが、本日印刷物現物が送られてきました。
そこに下記メッセージが添えられていました。
本日、会社案内が届きました。先ずは平田様に見ていただきたかったので同封させていただきます。平田様のお力添えのおかげでイメージ通りの会社案内が出来上がり大変うれしく思います。
今後営業先で利用させていただきます。
この度はご多用中にもかかわらず迅速に対応していただき。誠にありがとうございました。
このように現物と一緒にお手紙をいただくことは初めての経験でしたので、とてもうれしく感じました。次回またご依頼やご相談いただいたらその会社のために力を注ぎたいと思います。
会社の顔となるロゴマークのデザイン
まずは会社の顔であるロゴマークからリニューアルしたいというご要望をいただきました。
産業廃棄物の運搬を行う会社なのですが、これまでの業界のイメージを払しょくしたいという思いが強く、デザインへのこだわりを感じました。あるバッグメーカーのロゴマークなどを参考にシンプルでおしゃれにファッショナブルな感じにしたいということで、私もあえて業界イメージを考えずにイメージづくりを行いました。
最初のデザイン提案で大枠の方向性、ロゴマークの雰囲気は確定したのですが、そこから細部にわたる調整で何度もやり取りをさせていただきました。
会社パンフレットデザインに着手。そこからも時間をかけて整えていく。
最初のデザイン提案で、基本デザインは確定しました。
そこから細部の調整など何十回もPDFファイルをご提出させていただきました。ご担当者様も社長もとても良い方で、何度修正ご依頼いただいても不快になることなく、むしろもっと満足いただくためにとモチベーションが上がっていった感じです。
通常であれば1ヵ月もあれば納品できるボリュームなのですが、途中ご確認への返信や素材提供に時間が空いてしまったのも含め、4か月くらいかかりました。
ようやく最終のOKができた時にはやり切ったという思いが強かったです。
何度修正があっても前向きな気持ちで完了までやり抜く
修正のたびに、「毎回これで完成」という気持ちで修正して整えて確認依頼を出します。
しかしそこは見る方の印象、好みの違いなどもあり、「やはりこうしたい」「このようにやってみて」というさらなるご依頼にもくじけることなく全力を尽くしました。
制作会社の多くは修正回数に制限を設けていて、ある一定数の修正を超えると追加料金となるといわれます。
作業の工数が人件費になりますので当然といえば当然です。
弊社は基本的には修正回数制限を定めていません。ただ、たまに制限を設けたり、追加費用をお願いしたくなるケースがあります。
- 一度デザインOKがでて進行しているのに、途中で全く別のデザインを求められたりするケース
- 見積もりの段階で値引き交渉されてお安く引き受けた場合
- 依頼の仕方がちょっと横柄かな・・・と感じてしまう場合
などです。
ご担当者様と信頼関係が築けていて、この人のために、この会社のために頑張りたいという思いになれる会社には特に力が入ります。
一つの制作物を共に作るパートナーとして考える
ホームページ制作であっても、パンフレット制作であっても、ただの制作会社と考えるのではなく、ともに一つの制作物を作り上げるパートナーとしてクライアントを見ています。
実はクライアントの担当者様にもそのように弊社を見ていただきたいと考えています。
そうすれば、ともに良いものを作るために知恵を出したり見積もり予算以上の力を注いだりしたくなってくるものです。それが限られた予算で最大限制作会社のパフォーマンスを引き出す一番の良い方法です。
値引き交渉は制作者のモチベーションを低下させます。その場の制作コストは安く済んでも、トータルで損をすることになります。
発注側と受注側は敵対するものではなく、味方でありパートナーであるべきなのです。