
1990年代にはじめてホームページが世の中に誕生して30年近くたちました。制作に関するハードルもどんどん下がって誰もが情報発信でき、世界のどこからでも瞬時にアクセスができて情報が閲覧できるすばらしいツールです。企業の大小関係なく、また個人でもホームページを所有できる、すごい時代だなあと、改めて思います。
しかし実際は制作費はピンからキリまであり、運用にかけるコストもそれなりにします。それゆえにホームページの活用についてまだまだ悩まれている方が多くいらっしゃいます。「お金をかけて作ったものの、期待するほど成果が上がらなかった・・・。」そんな声が聞こえてきます。
この記事では、私なりにホームページの活用についてどのように考えていけばよいかを改めて考えてみたことをご紹介します。
ホームページは大きくくくればチラシと同じ
あなたがお店を経営しているとして、チラシを作るときのことを考えてみてください。
- アピールすることを考える
- 構成を考える
- デザイナーにデザインを依頼する
- 印刷する
この流れでチラシは出来上がります。ホームページも同じです。
- アピールすることを考える
- 構成を考える
- デザイナーにデザインを依頼する
- 構築して公開する
ここまではあくまで「作る」というプロセスの話。チラシはこの後どうしますか?
- 誰でも持って行ってよいように目立つところに置く
- 店頭で道行く人に配る
- ポスティングして配りまくる
- 新聞などの折り込みにして配る
多くの人に見ていただくためには、発行部数が多い新聞などに折り込みチラシとして入れて配ってもらう必要がありますね。ホームページも同じです。作っただけではお店の軒先に「ご自由にお取りください」と書いてチラシを置いているだけと同じことです。
ホームページを考えるとき、無意識にITだとかSEOだとか、Wordpressとかいろんな横文字がでてきて、わかったようなわからない感じになりますが、いったん公開すると世界中からアクセスできていろんな人にアピールできるなんかすごいツールだと思っていませんでしょうか。〇〇すればいいらしいとか、□□すれば売り上げが上がるとかテクニカルなところに目が行きがちです。
運用していないホームページは店先に置いているチラシと同じ
チラシを作って店先に「ご自由にお持ちください。」張り紙をしてチラシを大量においてみました。そのチラシを取っていく人はどんな方でしょうか?
- あなたのお店の商材に興味がある人
- そのお店の前を通る人
- 置いてあるチラシに気づいた人
- チラシに興味をそそられる人
このすべてが成立してようやくチラシを持っていってもらえます。考えてみるとそんなに多くのチラシを持って行ってもらえない気がしませんか?ホームページに置き換えるとこうなります。
- あなたのお店の商材に興味がある人
- 検索をしてみた人
- 検索結果であなたのホームページを見つけられた人
- ホームページの内容に興味をそそられた人
興味があるということが前提で、見つけられるように情報を置いておく必要があります。ホームページはインターネットでどこからでもアクセスできるからチラシとは違うと思うかもしれません。でも検索結果の1ページ目に出てこなければ見つけてもらえません。目の前に現れた別のお店に入られてしまうでしょう。
より多くの人に見てもらうためには・・・
より多くの人に見てもらうためには、チラシであれば上述したように
- 店頭で道行く人に配る
- ポスティングして配りまくる
- 新聞などの折り込みにして配る
などのアクションが必要となります。これには労力とコストがかかります。
ホームページであれば
- ターゲットユーザーが興味を持つ記事を発信する
- SEO対策で検索上位に表示されるようにする
- Web関連の広告を出す
このような対策が必要です。
まとめ
ホームページを考えるとき、無意識にITだとかSEOだとか、Wordpressとかいろんな横文字がでてきて、わかったようでわからない感じになります。テクニカルなことをすればいったん公開すると世界中からアクセスできていろんな人にアピールできるなんかすごいツールだと思っていませんでしょうか。〇〇すればいいらしいとか、□□すれば売上が上がるとかテクニカルなところに目が行きがちです。
理想のお客様は誰でその方のニーズを理解して、その方の興味をそそるように自社のサービスを表現する、そして見つけてもらえるように対策を打つところまでがホームページ活用だと思います。